現在と将来を考えた注文住宅のデザイン

注文住宅を建てることのメリットは限られたスペースの中で自由な間取りの家を建てられるということであり、既存の住宅にはできない自分の家族だけのための家にすることができます。全員の希望を叶える家をデザインするということは難しいことではあるものの、家族で相談しながら理想的なデザインを考えていくというプロセスは家族のコミュニケーションを行うという意味でも意義あるものです。しかし、うっかり陥りがちなのはその希望の擦り合わせに注視しすぎてしまって将来に目を向けるのを忘れてしまうことです。注文住宅を建てると何十年という長さでその家に住んでいくことになり、子供は育って大人になり、大人は高齢者に向かっていくことになります。

そういった際にも住みやすい家であるということは重要な観点であり、今だけでなく将来の住みやすさも考えて間取りや住宅設備を考えていくことが大切なのです。予めバリアフリーを考えておいたり、子供部屋の大きさを広めに確保しておいたりといった配慮は欠かせません。大人の寝室を1階にしておくことで足腰が弱くなっても階段を上らなくても良いように考えておくといった視点も重要なものです。そういった数十年後の自分たちの姿も考えて、快適な住まいとなるように注文住宅のデザインを考えられるとリフォームの必要もなく長い間住んでいくことができるようになります。

今を楽しむ視点と将来に備える視点を同時に持つことが大切なのです。

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