建築プロデュース会社は、注文住宅を建てる際に様々な支援を提供します。住宅業界の閉鎖的な性格や、知識量の差による業者側と依頼主の不利益を解消する役割があります。依頼主の立場になって運営しますが、業態が確立していないため、入れ替わりも激しいです。建築プロデュース会社には３つの形態があります。
まずマッチング型です。事前に設計事務所や工務店を登録し、依頼主の条件や希望に合った会社を紹介します。サービスにかかるコストの多くが無料か低額です。依頼主は手軽に利用できますが、注文住宅を建てる課程でトラブルが発生した時に、自分で解決しなければなりません。
登録される会社が、どれだけ厳しく審査されているかがポイントです。次にコンペ型です。Ｗｅｂで設計コンペを行い、登録された建築家が希望に合わせたプランを提案します。様々なプランから選んだこだわりの注文住宅を建てることができます。
一方で、最初のプランで建築家を決めることや、コンペに参加する建築家の技術の計り方には改善の余地があります。そしてプロデュース型です。プロデューサーが依頼主の希望を聞いて、建築家や工務店を選び、設計や費用、工事など注文住宅に関わる全てを担当します。最初から依頼主の希望を考慮した第三者が仲介するので、トラブルが発生しにくく希望が実現する可能性が高いです。
しかしプロデューサーの仕事や責任が大きすぎるので、費用は高額です。総額で２００万円かかるのが一般的です。