近年地震に対する不安が各地で聞こえてきます。もともと日本は地震大国ですので今にして始まったことではありませんが、一度大きな地震が来ると10年以上はその影響が続きます。地震大国で注文住宅を建てる場合には地震に強い家を建てる必要があります。実際に地震に強い注文住宅を建てることを売りにしているハウスメーカーや工務店はあります。
安心した住宅を造ると言うのは大事なことではありますが、地震の揺れによる被害を最小限にとどめるためには地盤についても知っておかなければなりません。地盤は日本国内でも弱いところもあれば強いところもあります。地盤に強いところに住むのが一番理想的ですが、実際に注文住宅を建てる前に土地を購入する場合、地盤を第一に考えている人は少なく、それよりも駅からどれだけ近いか、太陽がどれだけ当たるか、スーパーや学校、病院から近いかどうか、静かな環境で住みやすいかということを意識して土地を買うのではないでしょうか。ですが、大きな地震が起きて、地盤が原因で家が倒壊してしまえばどんな素晴らしい環境に家を建てても意味がありません。
どれだけお金をかけた家でも潰れてしまえば廃屋と何ら変わりません。つまり、多くの人は危機管理についてはそれほど意識しておらず、住みやすいかどうかを一番に考えるのです。土地を購入する前にはその土地が災害に強いのかをよく調べておきましょう。市町村が出しているハザードマップを見るとその土地の地盤が安全かそれとも危険な場所なのかがハッキリとわかるのです。